21g
人間は生前と死亡後の体重が21g減少するという。その21gには何があるのか。そんなテーマをショーンペン演じる主人公のエピソードを中心として問いか
けていく。この映画で面白い所はTime
Orderが話しの中に全く無い。だから最初のうちはかなり混乱する。更に、話しに必要な事実を除いてその他の情報は極力抑えられている。その意味でこの
作品は鑑賞者に大部分の自由を与えている作品だと思う。ショーンペンが演じる主人公が最後に取った行動は決して21gという軽さでは表す事のできない重い
決断でした。
華氏911
ボーリング・フォー・コロンバインの監督マイケル・ムーアが世に送り出した問題作。この作品はジョージ・W・ブッシュ大統領がラズベリー賞を受賞した事で
も有名になりましたが。結論から言うとボーリング・フォー・コロンバインで見せたようなするどい切り口がなりを潜めてしまっていたように思う。しかし、現
大統領の人柄を知るのは良い機会かも。
電車男
山田孝之と演じる秋葉ちゃんと中谷美紀演じるお嬢さん(お姉さん?)との恋愛ストーリー。
前半はエンターテイメント。そして後半はラブストーリーに重点が置かれてる。絵文字が効果的に使われていて、2ちゃんねるの掲示板の感じが伝わってくる。
ただ実際のものを見た事がないので、忠実に再現されているとは言い切れないが。この映画にはテーマがあったように思う。それは「踏み出す勇気」。監督も今
という時代を存分に意識して作ったのだろう。ただの恋愛映画にしなかったのがこの映画の良かった点だと思う。
ア行〜ナ行へ